ブログ版/外国帯同妻リアル

外国出向辞令を受けた夫との生活を嫁の目線で語ります。

はてなブログを離れてカラコン買いに行きました

滞在先で自由にパソコン使えると思い込んでいたので何も告げずに消えたみたいになってしまった。一応、目的は果たして戻ってきた。ただいま!

masuhana.hatenablog.com

 きっかけの一つは、以前書いた、美女のアケミである。ミスコン優勝レベルの美女には違いないのだが(いや、美しさとは関係ないから逆接にする必要はないか)、ちょっとアホアホなのである。『無計画に借金する→返せるアテなんか最初から無い→闇金に手を出す→やがて返済を迫られて詰む→友人知人に借りまくって返す』ってことを繰り返している。我が家の債権額は日本円に換算して50万円以上。コレ、減ることは無いけど追加融資する可能性は大いにあるな(アホアホは我が家か……)。

 

見栄をはって衝動買いする癖でお金がなくなっていくのが、いけない。一度も返済されないままの債権額10万円ぐらいの頃(それで商売する気はないので無利息)、他人の家にお呼ばれしたら、アケミは先に到着していた。『あれ?その服は……。』『新作売ってるの見て、私に似合うと思ったから買ったの。』リアルに頭痛がした。身に付ける物について褒めるのはよくないと思った。この女は絶対調子に乗る。

 

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債権額30万円ぐらいの頃(どうせ回収できないのでつける意味もない利息は当然ゼロ円で追加融資した)、夫は気付かないが、私は気付いた。最近始めたらしいカラコンが超似合っているではないか。そして、思った。貸しているこっちがケチケチ生活しているのに、借りている彼女が無駄遣いして華やかになっているのは納得できない!→私もカラコン買おう!!

 

やっと機会を得て、出国できた。私はアラフォー。コンタクトレンズは遠くさえ見えればいいってものではない。手渡されたメニューを遠ざけずに読める程度に度数を抑えつつ、数メートル先で手を振る友人の顔を認識できる程度の視力も欲しい。それでいてカラーを使いたいのだ。そんな微妙なニュアンスは日本語でないと伝えられないのだ(アホアホな語学力のせい)。

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さて、何色にしよう?白衣を着たお姉さんと相談することにした。そこで、日本のトレンドを知る。私はアケミみたいな人種の垣根を一っ飛びする単色カラーコンタクトを希望していたのだが、最近は肌の色に馴染む普通っぽいのが流行しているらしい。しかも、黒目の大半はそのままで、フチだけ大きくとって黒目を大きく見せるディファイン系が主流。『これじゃあカラコンにする意味なくないですか?』もっと日本人が瞳で大冒険する時代に冒険すれば良かったのだが、若い頃の私はもっとケチだったのだから仕方ない。

 

少しだけなら日本人らしからぬ色のレンズも有るし、オススメはコレで、売れ筋はコレで……。色々と時間をかけて試着してみることとなった。まずは、日本人らしからぬ色を装着。『……無いわ!』他人に言われるぐらいなら、自分が一番に言うべきである。なんて考える前に、脊髄反射的に鏡を見た直後に言ってしまった。どうしようもなく似合わない。こんな日本人、見たことない気がする。

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白衣のお姉さんお勧めのディファイン系を試すことにした。『ここまで黒目が大きくなると、片眼だけ落とした時にすっごくヘンですよね?』『ソフトコンタクトを落としたら……?ちょっと不自然かも知れませんねぇ。こちらはどうでしょう?』アラフォーなのに妙な若作りしようとするイタイ客にもお店の人は優しかった。いっぱいいっぱい試しまくるのに付き合って下さった。納得した事実が一つある。自然のままの私の瞳は、自然のままの私の顔にとてもよく似合っている。

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そうは言うものの、長時間おかしな論理を説くオバサンに付き合ってもらったのだ。買わないのも悪いと思い、ほとんど黒目の大きさが変わらず、ほとんど瞳の色も同じままという微妙なカラコンを買って帰ってきた。今の所、誰にも気付かれていない。当然透明なレンズの方が安いし、敢えて自分のアホアホっぷりを誰かに話すこともないだろう。